【レビュー】Garmin Venu3の良い点・悪い点をまとめてみる

IT Review

【レビュー】Garmin Venu3の良い点・悪い点をまとめてみる

Garmin Venu3は、健康志向のITユーザーや運動習慣を意識する人に人気のスマートウォッチです。

スマホ連携や健康管理機能が充実している一方で、実際に使ってみると見えてくるメリットとデメリットがあります。

今回は、Garmin Venu3を実際に使用してみて、その良い点・悪い点を率直にレビューします。

Garmin Venu3とは

Garmin Venu3は、GPS機能や心拍計、睡眠トラッキングなどを備えた多機能スマートウォッチです。

特に、GPS機能や健康管理に特化したセンサー類が強みで、毎日のストレスレベルや睡眠の質、心拍数の変化を自動で記録してくれます。

ディスプレイはAMOLEDを採用しており、屋外でも視認性が高いのが特徴です。

iPhone・Android問わずペアリング可能で、スマホ連携による通知や音楽再生もスムーズ。さらに、バッテリーは最大14日持続するため、毎日充電しなくても問題ありません。

Garmin Venu3の良い点

ここではGarmin Venu3を使って感じた「便利だった点」について詳しく紹介します。

スマホと連動して通知が来る

Garmin Venu3はスマートフォンとBluetoothで連携させることで、LINEやSlack、メールなどの通知を手元で確認できます。

特にIT系の仕事をしている方にとっては、PCに集中しながらも大事な通知を見逃さずに済むのは大きな利点です。

会議中にスマホを取り出せない場面でも、手首の振動で着信を知ることができ、仕事の効率も上がります。

また、通知の表示内容も十分に読みやすく、日本語表示も問題ありません。iPhoneでもAndroidでも連携が可能なので、機種による差異を心配する必要もなく、どんなユーザーにも優しい仕様です。

設定方法も簡単で、初回起動時の導入手順に従って設定すれば15分程度で完了します。

スマホの機種に左右されない

Garmin Venu3の大きな魅力の一つは、iPhoneでもAndroidでもほぼ同じ体験ができる点です。

多くのスマートウォッチはiPhoneに特化していたり、Androidの各メーカーによって機能が制限されたりすることがありますが、Garminはこの点で非常にフラットです。

たとえば、通知機能や音楽再生、Garmin Connectとの同期など、どちらのOSでも遜色なく使えます。

そのため、スマホの買い替えを検討している人でも気軽に購入できるのではないでしょうか。

健康管理ができる

Garmin Venu3は、健康を「数値」で把握できる点が非常に優れています。

歩数や心拍数、消費カロリーはもちろんのこと、ボディバッテリー(体力残量)というユニークな指標も提供されます。

これは、ストレスや睡眠などを総合的に加味して算出されるため、疲労感の可視化に役立ちます。

日々の生活で「今日は集中できないな」と感じたとき、実際に数値が低ければ納得できますし、休息を取る判断にもなります。

実際、ストレスのあるタスクをしていた時間はストレス値が上がっていますし、YouTubeなどを見ている時間はリラックスと表示されていました。

Garmin Venu3の悪い点

Garmin Venu3は非常に優れたスマートウォッチですが、実際に使ってみるといくつか不便な点や気になる仕様も見えてきます。

ここでは、日常的に使う中で感じた「惜しいポイント」や「注意が必要な点」を紹介します。

アクティビティ(運動)の開始・停止を押し忘れる

Garmin Venu3では、ウォーキングや筋トレなどのアクティビティを開始・停止する際に、手動でボタンを押す必要があります。

これを忘れてしまうと、せっかくの運動が記録されなかったり、逆にずっと記録が続いたままになってしまいます。

特に筋トレのようにインターバルを含む運動では、都度操作するのが煩わしく感じることもあります。

傷防止カバーを付けると面倒

私は初めてのスマートウォッチだったので、傷防止カバーも一緒に買いました。

実際使ってみると、以下のような面倒な点がありました。

  • 入浴時にカバーと本体の間に水が入る
    Garmin自体は防水機能があり、水泳などのアクティビティも可能ですが、傷防止カバーをつけてしまうと、その間に水が入ってしまいました。
    この水は自然蒸発ではなくならず、一度外して布で拭き取らなければいけません。
    ちょっと面倒ですよね。なので私は入浴時はスマートウォッチを外すようにしています。
  • 一部機能が利用できない
    Garmin Venu3では、リングにもセンサーが付いており、一部機能ではリングに指を当てて測定するようなものもあります。
    しかし、傷防止カバーを付けるとセンサーが反応しなくなるため、カバーを取らなくてはいけなくなります。
    こちらも面倒な作業です。現在はあまり利用しなくなりました。

ウォッチフェイスは有料が多い & 探しずらい

スマートウォッチと言えばウォッチフェイスを自由に変えられるという点がありますが、実際に好みのデザインを見つけるのは意外と苦労します。

Garmin Connect IQという公式アプリストアは存在するものの、検索機能があまり良くありません。

ウォッチフェイスには有料と無料のものが混在しており、無料のみで検索することが難しく、また「無料トライアル」というウォッチフェイスもありさらにユーザーを悩ませる仕様になっています。

また、ウォッチフェイスの詳細設定(色など)は英語での設定となっているため、細かなカスタマイズがちょっと面倒です。

まとめ

Garmin Venu3は、健康管理に強みを持つスマートウォッチとして非常に完成度の高い製品です。特にスマホとの連携機能やOSに依存しない設計、心拍やストレスなどの詳細なモニタリングは、IT業界で働く人にとって大きなメリットと言えるでしょう。

一方で、アクティビティの記録忘れや保護カバーによる操作性の低下、ウォッチフェイス選びの不便さなど、日常使いで気になる点もあります。

これらのデメリットも理解したうえで、自分のライフスタイルに合った使い方を選べるかどうかがポイントです。

Garmin Venu3は「数値で体調管理したい」「スマホ通知を手元で見たい」方には非常におすすめできる一台です。購入前の参考にしていただければ幸いです。

  • この記事を書いた人

KAITech

大企業/中小企業/ベンチャー企業を経験
AWS/ネットワークのエンジニア
記事執筆やメンタリング等、仕事の依頼はコチラから
https://www.kaitech-media.biz/work/

-IT, Review