電線にいる鳥の糞害
新居引っ越しして新生活を始めたは良いが、家の駐車場の上空に電線があり、鳥の糞が車に付く被害に合われている方が数多くいると思います。
鳥はそこが安全だと分かると毎日その場所にくる習性があります。
何か対策をしない限り、糞害被害から逃れられません。
そのときの対処法をご紹介します。
電線の所有会社へ連絡
電線の所有会社へ連絡します。
電線の所有会社であれば〇〇電力とついている電力会社と思いがちですが、連絡先は複数あります。注意しましょう。
糞害が出ている電線の高さを確認することが重要です。
連絡は電話で問題ありません。「電線にいる鳥により糞害が出ている」と言えば大丈夫です。
電力会社
電線が一番上の高圧線、もしくはその1個下の低圧線であれば電力会社に電話しましょう。
「〇〇電力送配電」という名前で自分の地域を統括している部署があると思いますので、
そちらに連絡をします。
電話会社
電線が複数ある中で、真ん中辺りの電線の場合は電話線の可能性が高いです。
NTTや有線が挙げられます。
電力会社と同様にその地域を統括している部署があると思いますので、そちらに連絡をします。
インターネットプロバイダー
電線の一番下にある電線の場合、インターネット提供会社である可能性が高いです。
「インターネット光回線」の提供をしている会社や「ケーブルテレビ事業者」が挙げられます。
NTTもインターネット回線を提供しているためNTTの可能性もあります。
地域の小さな会社であれば、本社に直接連絡で大丈夫です。
都道府県にまたがって提供している会社はその地域の支部に電話をしましょう。
どこの電線か分からない場合
どこの電線か不明な場合は、とりあえず1社に電話しましょう。後述しますが、電話後に現地調査が入ります。そこでどこの会社の電線か聞くことができます。
電線が複数ある場合は、その会社の数だけ対策の電話が必要です。
電話後はどうするか
電話後はその会社が現地調査に入ります。電話口で具体的な場所や糞害を受けている場所を伝えておけば立会は不要な場合が多いです。
会社の方が日中帯に確認し、対処方法を折り返し電話で伝えてくれます。
会社所有の電線で無い場合はその会社は対応できません。
所有している会社名を聞き、そこに再度電話しましょう。
しかし、全ての事業者が電線の所有している会社を把握しているわけではありません。電線の上下が逆になっていたり、判断する目印が見つからないなどがあります。
その場合はまた怪しい電線所有会社に電話しましょう。
2週間~1ヵ月程度で対策がされる
所有会社によりますが、2週間から1ヵ月程度で対策がされます。台風後や災害後は事業者も忙しく、数か月後になる可能性があります。
料金
料金はかかりません。
糞害が出ている=自分の敷地内に電線が存在する ということになり土地の所有者が電線所有会社に許可を出しているという事になります。
私有地に被害が出ているため、所有会社は無償で対策を実施してくれます。
対処方法
電線所有の会社によって対策方法は異なります。
鳥パスの設置
上記のような鳥が留れないようにする「鳥パス」というものを付けます。
棘がついており、鳥が電線に来れないため糞害が無くなります。
しかし、鳥パスの大きさによってはその鳥パスを鷲掴みできるカラスのような大きな鳥の場合は効果がありません。逆に大きい鳥パスをつけてもスズメなどの小さい鳥は間に留まってしまうということが発生します。
電線の移動
電線が敷地内を通らないように電線をずらす作業をします。
電柱に「腕金」を取付、電線を数十センチ道路側にずらすことができます。
または、電線ごと別ルートへ迂回することがあります。そのあたりに所有会社のユーザーがいない場合や別ルートでもサービスを提供できる場合は迂回を行います。
しかし、これらの対策の場合は数か月程度かかってしまいます。
まとめ
電線の糞害はその電線の所有会社へ連絡をしましょう。
自分の敷地内であれば無償で対策を実施してくれます。
しかし、対応は2週間から数か月かかってしまいますので、早めの連絡が必要です。
これからインターネット回線を引く予定がある方は、このような事にならないよう、インターネット回線を引く工事の事前調査の時に工事業者とケーブル線について打合せをしておきましょう。
インターネット回線の現地調査については下記でまとめています。