RDS停止中から停止済みに移行しない
RDSを運用している際、スタックした場合やアプリケーションの異常時にRDSの手動停止/再開が必要な場面が出てきます。
手動で停止ボタンを押した後、通常であれば5分程度で「停止済み」のステータスに遷移します。
※RDSの停止/開始に掛かる時間は内部のデータ量により変わります。
しかし、「一時的に停止」ボタンを押した後、「停止中」ステータスになってから20分経っても「停止済み」ステータスにならない場合があります。
その対処方法について紹介します。
AWSに異常がないか確認する
AWS health dashbordを確認します。
https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/technology/personal-health-dashboard/
RDSにて障害が発生していないか確認しましょう。
リージョンが対象リージョンであることも同時に確認しましょう。
強制再起動を行う
停止中ステータス状態から強制的にRDSを停止します。
現状この方法は残念ながら手動では出来ません。
EC2であれば「強制的に停止」という項目があるのですが、RDSにはその項目がありません。というのも、RDS自体は基本的に常時稼働を前提としたサービスとなっているためです。
停止項目も「一時的に停止」となっていることや、停止した場合でも7日後には自動起動される仕様となっています。
それでは、どのように強制停止を行うかというと、
Support Centerを利用します。
https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/knowledge-center/get-aws-technical-support/
AWS Support CenterとはAWS の技術サポートを受けるための問い合わせ/サポートページとなっています。
技術的な質問やエラー、料金に対してAWS向けに質問を送るページです。このSupport CenterでRDSの強制再起動を依頼します。
Support centerでは下記のように作成します。※私の実施履歴です。
Case type:Technical
Severity:System impaired
Category:Relational Database Service , データベースの問題
内容:対象リージョン/RDS名/停止時間などの現状を記載し、強制再起動を依頼する旨を記載
あとは待つしかありません。
AWSサポート依頼後
私の場合、サポート依頼後すぐにRDSが「停止済み」ステータスになりました。
RDSを手動停止して35分程度経過したくらいでした。
しかし、AWS側のサポート回答は来ていませんでした。
一応RDSとしては事象が解決したため、サポートセンターのチケットをクローズしました。そのためAWS側の回答は貰っていません。
しかし、20分経過しても停止済みにならないRDSがサポート依頼を実施した直後に停止済みになるのは何かシステム的な処理があったのを疑ってしまいます。
有識者に聞いたところ、一応強制再起動はAWS側で実施可能というところだけ聞いております。
今回の私の事象ではAWS側で実施したかどうかの可否まで分かりませんでしたが、このようなRDSが停止中ステータスから遷移しない場合にはAWS Support Centerに問い合わせをして解決することができると覚えておきましょう。
AWSの効果的な学習方法は?

最後に、AWSの効果的な学習方法をご紹介します。
自学自習はUdemy講座
オンラインプラットフォームであるUdemyは安価で手軽にAWSの学習が可能です。
しかし、上記で紹介したような実際のAWSエンジニアが実施している構築スキルまでは教えてくれません。初心者~中級者向けの講座が多くなっています。
私も受講した、初心者向けAWS講座を下記記事でまとめています。ご参考ください。
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