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AWSへの追加投資が決定!用途や変更点を予想してみる

クラウドコンピューティングシェアNo.1である、Amazon Web Services (AWS) への追加投資が決定しました。
この動きは、テクノロジー業界における競争力の強化と、将来的なイノベーションへの投資として注目されています。
この記事では、Amazonによる日本への巨額投資の背景、過去の投資パターン、そしてこれがAWSサービスの未来にどのような変化をもたらすかを深掘りします。
AWSのエコシステムがどのように進化し、ユーザーに何を提供できるのか、その見通しを探ります。

AmazonによるAWS追加投資が決定

AmazonによるAWS追加投資が決定

Amazonは、クラウドサービス市場でのリーダーシップを更に強化するため、AWSに対して大規模な追加投資を行うことを発表しました。

はじめに、AWSの投資額とその歴史について見ていきましょう。

日本に2兆2600億円の投資を発表

Amazonが明らかにした2兆2600億円の投資計画は、日本におけるAWSの足跡を大きく広げることを意図しています。
2011年から2022年までに行われた約1兆5000億円の累計投資額を大きく上回るこの新たな投資は、日本国内におけるデータセンターの設立と拡大、研究開発の推進、そして高度な技術人材の育成に注力される見込みです。
この巨額投資により、日本はAWSのグローバルネットワークにおける重要なハブとしての役割を担うことになり、国内のスタートアップから大企業まで、幅広い業界に新たな価値を提供する基盤が整うことになります。
また、この投資は日本のデジタルトランスフォーメーションを加速し、経済全体のイノベーションを促進する大きな一歩となります。

過去にはインドへの追加投資を表明している

Amazonの直近の投資としてはインドがあります。

インドに対しては2030年までに約2兆1600億円の投資をすると発表しており、日本と同等レベルの投資を発表しています。

AWSの売り上げが好調であることが分かります。

追加投資によりAWSはどう変わる?

追加投資によりAWSはどう変わる?

ここからはAmazonの追加投資に対して、AWSが今後どのように変わっていくか予想をしてみたいと思います。

エッジサーバーの追加

AWSのエッジサーバー拡張は、クラウドコンピューティングの地平を拡げ、末端まで高速でセキュアなデータ処理能力を提供することを目指しています。

AWSのCDNサービスであるCloudFrontは現在、東京リージョンと大阪リージョンにエッジサーバーが設置されています。

日本でCDNサービスを展開している企業は東京・大阪以外にも福岡や沖縄にもエッジサーバー拠点があることを考えると、今回の投資でCloudFrontのエッジサーバー追加がされるかもしれません。

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大阪リージョンの対応サービス増強

AWSの大阪リージョンは、日本国内におけるAWSの重要な拠点の一つです。

しかし、現在大阪リージョンでは対応しているサービスが限られており、利用者のニーズに完全に応えるには至っていません。

このため、Amazonの追加投資により、大阪リージョンのサービスが大幅に拡充されることが期待されています。

これにより、大阪リージョンを利用する企業は、より柔軟なインフラ構築と効率的なデータ管理を実現できるようになります。

また、地域に密着したサービス提供が可能となることで、地元企業のビジネス成長を促進し、地域経済にも寄与すると考えられます。

大阪の未対応リ-ジョンについてはクラスメソッドの記事に綺麗にまとめて頂いたものがありました。

東京リージョンの設備増強

東京リージョンの設備投資も十分に予想できます。

例えば現状、EC2のt2.microなどのリソースが平日日中帯のピーク時にInsufficient Instance Capacity エラーとして制限されることが多々あります。

これは、ユーザーの需要に対してAWS側のサーバーリソースの供給が伴っていないことが原因です。

本エラーの対策としてはオンデマンドキャパシティ予約や時間を置いて立ち上げるなどがありますが、無駄な労力やコストをかけないに越したことはありません。

他にもGlueなどでもAWS側起因によるリソース不足が報告されています。

再生エネルギー100%へ

AWSはサステナビリティ(SDGs)に対しても積極的に取り組んでいます。

AWSは、2025年までに再生可能エネルギーを100%利用することを目標に掲げています。

再生エネルギーへの完全移行は、クラウドサービス業界における環境への影響を大幅に削減することを意味し、顧客に対しても環境に優しいサービスを提供することに繋がります。

再生エネルギー100%の目標達成に向けた取り組みには、太陽光発電所や風力発電所の建設、さらにはエネルギー消費効率の改善などが含まれます。

AWSによると、日本では東京近辺に4か所の風力発電を所有していますが、大阪リージョン近辺では1つも発電所がありません。

そのため、本投資により大阪リージョン向けの発電設備を設置し、再生可能エネルギー100%を目指すことが予想されます。

料金の割引

AWSのサービスは、その柔軟性とスケーラビリティで知られていますが、利用料金の割引はユーザーにとってさらなる魅力的な要素です。

追加投資によるインフラの強化と効率化は、コスト削減にも寄与し、その結果、顧客に対する料金の割引が実現可能となります。

AWSは、量の割引、長期契約によるコミットメント割引、また特定のサービス利用での割引など、様々な料金割引オプションを提供しています。

これらの割引は、特にスタートアップ企業や中小企業にとって、技術への投資を促進する重要な要因となります。料金の割引を通じて、AWSは顧客のビジネス成長を支援し、クラウド技術をより手軽に利用できる環境を整えています。

これは、AWSが顧客との長期的な関係を築き、市場における競争力を維持するための戦略的な一環です。

まとめ

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AmazonによるAWSへの追加投資とその内容を予想してみました。

AWSの成長につれ、AWSエンジニアとしての需要も増えるため今回のニュースは非常に喜ばしいところです。

今後のAWSアップデートに目が離せません。

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  • この記事を書いた人

KAITech

大企業/中小企業/ベンチャー企業を経験
AWS/ネットワークのエンジニア
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