会社の悪しき習慣・風習とは

会社の悪しき習慣や風習は、その組織内だけで一般的に行われているが、効率や生産性、従業員の満足度を低下させる可能性がある慣行や慣習を指します。
今回は、会社の悪しき慣習・風習の実体験をご紹介します。
本記事で紹介する慣習・習慣は実体験に基づくものです。
私が就業していた企業は下記のような企業でした。
業界:通信業界
規模:社員100名規模
会社:地方の中小企業だが、知名度はある
それでは見ていきましょう。
会社の悪しき習慣・風習8選

私が実際に体験した悪しき習慣・風習を紹介します。
朝礼は業務時間外に!
朝礼開始時間は業務時間外でした。
9:00始業ですが、8:50から朝礼が始まります。
もちろん、8:50-9:00の間は無給です。
朝礼は自分の1日のスケジュールを部署内全員が順に発表する会でした。
1言、2言で終わりますが、就業時間外の業務活動のため違法となります。
10分の業務も200日すれば2,000分=36時間分です。塵積って山となるですね。
会社の規律 > 日本の法律
部長クラスの管理職と話し合いをした際ですが、上記の業務時間外で労働基準違反であることを話すと、「日本の法律はそうかもしれないが、会社の規律の方が大事な場面がある」と言ってくれました。
現在の50-60代の管理職世代は、【会社の規律 > 日本の法律】となっているようです。
本当に理解できないことを言っていますが、これが現実です。
社長が来たら立って挨拶!
100人規模の会社では、社長がフラフラと業務スペースに訪れることがあります。
社長自身の目的は雑談目的や業務に関することなど様々です。
その際は、いかなる場面でも起立して挨拶をして、社長が離れるまで起立して耳を傾けなければいけません。
たとえ、作業や電話をしていても話ながら起立していました。
起立をしないまま業務をしていると、不敬に当たるようで上司から注意されます。
2023年7月に話題となった、ビッグモーターでも役員に挨拶をしないと降格扱いとされるようです。
徹底したハンコ文化
世の中は2018年ごろから電子化の流れになっていますが、未だにハンコ文化を貫いています。
ハンコ文化については下記で紹介しています。
自社製品のサービス加入強要!
自社製品のサービス加入を強要されます。
サービス加入には料金がかかるのですが、社員全員加入していることを理由に、新入社員や転職者に対して加入させています。
自社製品のサービス加入強要については下記で紹介しています。
残業時間は30分区切り
残業時間は30分区切りというのが設定されていました。
これは会社が公言している設定で、社内連絡でこのような連絡があります。
例えば、18:20分に退勤した場合は残業代がつきません。20分の仕事が無かったことにされます。
会社はこれを利用して、18:25ごろから上司が帰宅を促し始めます。残業を付けさせないようにする措置ですね。
ボーナスは社長へお礼を!
6月と12月に賞与・ボーナスが支払われますが、その際は社長にお礼をしにいきます。
前職ではボーナスが出るのは当たり前だろう、と思っていたのですが、感謝をしなくてはいけない存在のようです。
それぞれ数人でグループを作り、社長室に挨拶にいきます。
欠落した倫理観
上層部や管理職にありがちですが、倫理観が欠落しています。
私の体育会系の上司は、周辺社員が聞こえる程度の音量で「コロナのワクチンで休む奴は気合が足りないだけ」と笑いながら話していました。
2021年頃の、ワクチン接種が本格化してきた時期の会話です。
本人は冗談のつもりでしょうが、かなり配慮に欠けた発言ですよね。このように倫理観・リテラシーが根本的に欠けています。
これは、中小企業によくみられる兆候で、セミナーや啓発活動がないためにこのような人材が育ってしまうのです。
※ちなみに上司はワクチン接種後、高熱で2日間休みました。気合が足りなかったようです。
悪しき習慣・風習は今後どうなる?

悪しき習慣・風習は今後どのようになるのでしょうか。
世間的には働き方改革や会社の待遇改善の流れがありますが、残念ながら今の管理職世代にはあまり効果が無いと思います。
管理職世代は30年同じ会社に勤めて、悪しき風習が当たり前の習慣になっています。
粘り強く訴えていったら改善する悪しき習慣・風習もある
私の場合は、粘り強く訴えたら改善した悪しき習慣・風習がありました。
- 朝礼開始時間が業務時間内に
- 残業時間の区切りが30分⇀15分に
いずれも、明確な労働基準法違反であるため、会社が留意したのだと思います。
※2個目は未だ違反状態ですが。
また、我を通して自分で意識して守っていない風習もあります。
- 社長が来ても起立しない
- 社長へボーナスのお礼をしない
理由は、業務の邪魔になるのと、面倒だからです。上司も最初は言ってきましたが数回目からは言わなくなりました。
直らない悪しき習慣・風習も勿論ある
残念ながら、どれだけ訴えても直らない悪しき習慣・風習もあります。
その場合は、転職をするしかありません。
もともとこのような悪しき風習・習慣がある企業は将来的にも明るくないと思われます。
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