LPIC-101対策における、mkfsとmke2fsの違いについて調べてみました。
mkfsとmke2fsの違い
mkfsとmke2fsはどちらもファイルシステムを作成するためのコマンドですが、目的や使用方法に若干の違いがあります。
重要ポイント
mkfsはファイルシステムを作成するための汎用コマンドで、多くの異なるタイプのファイルシステムをサポートしています(ext2, ext3, ext4, xfs, btrfsなど)。
一方で、mke2fsはext2/ext3/ext4のみのファイルシステムしか作成できません。
オプション
mkfs:-t(ファイルシステムの種類を指定)、-c(ファイルシステム作成前に不良ブロックを検査)
mke2fs:-j(ex3ファイルシステムを作成)、-t(ファイルシステムの種類を指定)、-c(ファイルシステム作成前に不良ブロックを検査)
呼び出し体系
また、コマンドの呼び出し体系としては、
mkfs
を使用すると、内部的に適切な特定のファイルシステムコマンド(例えばmke2fs
)が呼び出されることがあります。
つまり、mkfsがmke2fsを呼び出しているんですね。mke2fsが基盤となっているようです。
mke2fs
は直接ext2/3/4ファイルシステムを作成します。
その他、関連コマンド
fsck・e2fsck、tune2fsも同様の考え方です。
「2」がついている場合は、ext2/ext3/ext4専用で設定するものと考えましょう。