本記事では、このブログを運営している構成についてご紹介します。
本ブログはサーバー代が実質無料。ドメイン代のみで運営されています。
本ブログの構成概要
本ブログは下記のように構成されています。
https://www.kaitech-media.biz/
ユーザー様が本記事にアクセスした際にお名前ドットコムで管理されているドメインを通って、AWS環境内のAmazon Lightsailでサーバーを作成、ブログを構築しています。
作成期間
WordPress作成期間は1日(5時間程度)で作成しました。
私はAWSやネットワーク系が専門となるためかなり早い方だと思います。
慣れていない方は1週間程度見ておいた方がよいと思います。
ブログ構成詳細
1つずつ構成の詳細をご紹介します。
ドメイン(お名前ドットコム)
ドメインはお名前ドットコムを利用しています。
「kaitech-media.biz」というドメインをここから年額で購入しています。
ドメインのみの購入で、お名前ドットコム自体のレンタルサーバーには登録していません。
お名前ドットコムのDNSサーバーからAWSのCloudFrontへ向ける設定をしています。
ドメインは下記から取得することができます。
AWS(Amazon Web Service)
お名前ドットコム通過後はAWSへ入ります。AWSとはAmazonが運営しているクラウドサービスです。仮想サーバーやデータベースなど200種類以上のクラウドサービスが利用できます。アメリカ企業ですが、日本語にも対応し、マニュアルもあります。最近では学習サービスもあります。
CDN(CloudFront)
AWSのCDNサービスであるCloudFrontを導入しています。CloudFrontを導入した理由はSSL通信を実現するためです。ブログを運営するにあたり、httpsの通信は必須条件となっているためCloudFrontでhttpsを設定しています。
httpの通信をhttpsにリダイレクト設定することも可能です。
他にもCDNサービスとしてキャッシュ設定を利用しています。
これによりこのブログのレスポンス性能向上が見込まれます。
SSL証明書(ACM)
SSL証明書にはACMを利用しています。よくLightsailでブログ記事を構築する場合はLightsail内の「bitnami」の無料証明書を利用する記事を見かけますが、90日ごとにアップデートしなくてはいけないこと、サーバーコマンドが難しいため私はお勧めしません。
ACMの場合は自動更新されるため90日ごとの作業は不要となります。
EIP(固定IPアドレス)
Elasti IPを用いて固定IPアドレスを設定することができます。wordpressでは固定IPは必須です。金額もサーバーが稼働している間は無料となっています。
サーバー(Lightsail)
サーバーにはLightsailを利用しています。bitnamiを利用しているため内部の設定が難しいですが、数クリックでwordpressを構築できます。
月額の金額も安く、最低料金は3.5USDです。
さらに、私はこのサーバー代を実質無料で運営しています。
デメリットとして、サーバー内で設定をする場合はハードルが高いです。
Lightsailのbitnamiはアメリカ企業のパッケージです。他の一般的なパッケージと比べてもディレクトリ構成が特殊でかなり使いづらいです。アップデートも頻繁に入り、その度にディレクトリ構成が変わっていきます。
本構成にした理由
価格
一番は価格です。上記でも書きましたが、AWSを利用するとサーバー代がほぼ無料になるため、ドメイン利用料だけでブログを運営できます。
この無料利用がない場合はこの構成は選んでいません。
さくらインターネットやconoHaサーバーなどを利用していたと思います。
メンテナンス性
バックアップ
バックアップも簡単に取得できます。Lightsailではsnapshot機能があるため、何か大きな作業をする場合はバックアップを取得します。
これにより何か障害やエラーが発生した場合に前の状態に戻すことが出来ます。
wordpressの引っ越しやコピーも簡単に可能です。
SSL
ACMでも述べましたが、ACMの場合はSSL証明書が自動更新されるため90日ごとの作業は不要となります。
AWS
CloudFront/ACM/Lightsailは全てAWSのサービスとなります。
AWS同士となるため設定が簡単です。
各リソース同士を繋げる必要があるのですが、サジェストが出るため苦労しません。
デメリット
本構成を作るデメリットがあります。1点のみです。
学習コスト
学習コストが非常に高いです。
さくらインターネットやお名前ドットコムRSサーバーなどはドメイン登録からwordpress設定までの設定が1フローで進みますが、この構成はそうはいきません。
お名前ドットコムのDNSサーバーからレコード登録、AWSの登録、AWSリソースの設定、サーバーのコマンドによる設定が必要です。
AWSからのサポートも無く、自力で設定する必要があります。
さらに、AWSのリージョンやVPCなどを理解していないと構築が出来ない為、非エンジニアの方や、1から実施する場合はかなりハードルが高いです。
AWSの効果的な学習方法は?

最後に、AWSの効果的な学習方法をご紹介します。
自学自習はUdemy講座
オンラインプラットフォームであるUdemyは安価で手軽にAWSの学習が可能です。
しかし、上記で紹介したような実際のAWSエンジニアが実施している構築スキルまでは教えてくれません。初心者~中級者向けの講座が多くなっています。
私も受講した、初心者向けAWS講座を下記記事でまとめています。ご参考ください。
1人で学習が難しい場合はオンラインレッスン
1人で学習が難しい場合はオンラインレッスンがおすすめです。
最近では、AWS講座を提供するオンラインレッスンも増えてきました。
料金は高くなりますが、現役エンジニアからAWSについて学ぶことができます。
本ブログ執筆者のメンタリングも受付中
本ブログを執筆している[KAITech]もメンタリングを受け付けています。
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