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AWSサポートプランの技術サポートの実力は?体験談を交えて紹介!

AWSサポート

AWSの技術サポートや障害時のサポートをして貰える、AWSサポート。

私はビジネスプランで登録しており、その経験談を踏まえてご紹介します。

AWSサポートに入るか検討している方向けの記事となります。

AWSサポートとは

AWSサポートは、Amazon Web Servicesのクラウドサービスを利用する顧客が、問題解決や技術的なサポートを受けることができるサービスです。AWSサポートには、デベロッパーやビジネスなど、複数のプランが用意されており、それぞれのプランによって提供されるサポート内容が異なります。

AWSサポートの種類

サポートは4種類です。それぞれサポート内容が異なります。

公式ホームページはこちらです。

https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/plans/

デベロッパー

デベロッパープランは、開発中のアプリケーションやサービスに必要な基本的なサポートを提供するプランです。このプランでは、メールでの技術的なサポートが提供され、回答にかかる時間は障害時は12時間以内です。また、AWSのリソースにアクセスするためのAPIキーに関する問題に対してもサポートが受けられます。

ビジネス

ビジネスプランは、ビジネスで利用されるAWSのサービスに関する問題解決や、AWSの新機能についての相談に対して迅速かつ効果的なサポートを提供するプランです。このプランでは、電話およびメールでのサポートが提供され、回答にかかる時間は本番環境の障害の場合1時間以内です。さらに、AWSのサポートエンジニアがAWSのコンポーネントやサードパーティ製品の問題解決に向けたテクニカルサポートを提供します。

エンタープライズ On-Ramp

エンタープライズ On-Rampプランは、AWSを初めて導入する企業や、AWSの利用拡大に伴いサポートが必要になった企業向けのプランです。このプランでは、専任のAWSサポートエンジニアが、AWSの導入や設定、移行などのサポートを提供します。

エンタープライズ 

エンタープライズプランは、大規模な企業や組織向けのプランで、カスタマイズされたサポートプログラムや、AWS専門家による最高レベルのサポートが提供されます。このプランでは、専任のAWSサポートエンジニアが、24時間365日の電話およびメールサポート、AWSのアーキテクチャレビューや最適化、セキュリティに関する専門的なサポートを提供します。

AWSサポートの料金

AWSサポートの料金は、プランによって異なります。デベロッパープランは月額29ドルから、ビジネスプランは月額100ドルから、エンタープライズ On-Rampプランおよびエンタープライズプランはカスタマイズされたプランで、問い合わせとなります。

https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/plans/

詳しくは上記の公式ホームページをご確認ください。

技術サポート

AWSサポート担当

AWSサポートの担当者は、専門的な知識を持つエンジニアです。AWSの製品やサービスの知識を深め、顧客の問題解決に努めています。顧客からの問い合わせに対して、適切なサポートを提供するために、AWSの製品やサービスのアーキテクチャ、セキュリティ、パフォーマンス、監視などの幅広い知識を持っています。

サービスごとに担当部署が分かれており、問い合わせの内容によって担当エンジニアが異なります。

サポート内容

AWSサポートでは、技術的な問題に対して以下のようなサポートを提供しています。

・問題解決サポート:AWSの製品やサービスに関する問題に対して、迅速かつ効果的な解決策を提供します。

・テクニカルサポート:AWSの製品やサービスの使用方法や機能に関する技術的なサポートを提供します。

・アーキテクチャレビュー:AWSのアーキテクチャをレビューし、最適な設計と最適化を提供します。

・セキュリティサポート:AWSのセキュリティに関する問題に対して、アドバイスやレビューを提供します。

・パフォーマンス最適化:AWSの製品やサービスのパフォーマンスを最適化するためのアドバイスやレビューを提供します。

サービスごとのサポート

EC2やRDSなどメジャーなサービス

AWSサポートでは、EC2、RDS、S3、Lambda、DynamoDBなど、AWSのメジャーなサービスに対して、豊富なサポートを提供しています。これらのサービスはAWSを利用する上で基本的なサービスであり、AWSサポートの技術者たちは、これらのサービスに関する高度な技術知識を持っています。

GlueやRecognaizeなどのマイナーサービス

Glue、Recognaize、Athenaなどのマイナーなサービスがあります。これらのサービスに対するサポートも提供されていますが、メジャーサービスに比べると、マイナーサービスだとAWS担当も情報が無い場合があり、時間がかかる場合があります。

サポートの良い点

サポートの良い点として、AWS側がしっかりとした回答をする点です。

顧客の立場となり解決に全力を尽くしていただけます。

体験談:環境を自身の環境と合わせてくれる

AWS側サポート担当が、オンプレのデータベースサーバーの機種やバージョンを合わせた上で実証実験をしてもらえます。

データベースを構築した上で、実際のAWSサービスを使って使えるかどうか検証をして貰えました。時間はかかりましたが、「利用できるかどうか不安」というユーザーには実際に再現環境で実施してくれるので心強いと思います。

※AWS側で情報を持っていない場合だけかもしれません

体験談:実際のリソースを確認して回答を貰える

実際のリソースの設定を見てリソースに則した回答をしてくれます。

私の場合はS3の設定について質問をした場合に該当のバケットの設定を見ていただき、回答を頂けました。

また、回答も公式ホームページの参考URLも添付頂けました。

私の質問内容として外部(Google)が絡む質問だったのですが、Googleの公式ホームページも紹介頂けました。

RDS障害の際も、RDSのログを確認頂いて障害の状況を確認頂けました。

サポートでしか対応できない事象がある

RDSの強制停止など、一部機能はAWS側でしか実施出来ない場合があります。※公式には案内しておりません。今後対応される可能性もあります。

サポートの悪い点、注意事項

マイナーサービス

マイナーサービスの場合、回答に時間を要する場合があります。

私がGlueの技術的な問い合わせをした際は、1次回答が24時間以内の条件の問い合わせだったのですが、1次回答の内容が「現在調査しています」という回答でした。

期待する答えは貰えず、AWSの方で調査をするということでした。

そこから2週間程度掛かって回答が来ました。

そのころにはもう解決済みの課題となっており、実質サポートが意味を成さなかったのです。

AWSアカウント内に限る

実際のリソース作成している中の技術サポートは自分のAWSアカウント内だけとなります。お客様のAWSアカウント内で構築していて、お客様経由でAWS問い合わせをするよりも、自分のAWSアカウントの方が手っ取り早いですよね。しかし、これでは不可となります。

きちんと構築しているAWSアカウントから問い合わせをしましょう。

詳細まで状況を把握して問い合わせをする

AWS側も状況を正確に把握する為、問い合わせをする我々もきちんと状況を理解しておかなければなりません。2度手間になる場合がほとんどです。

また、料金についてのざっくりとした問い合わせをしても期待している回答が来る確率は低いです。

AWS管理をアウトソーシングする方法も

自社で監視体制を構築せず、サーバーの管理をアウトソーシングする方法もあります。

アイレット株式会社では、AWSサーバーの運用監視を24時間365日フルサポートで行っています。

このようなサーバー管理会社を有効活用し、AWSへの問い合わせ業務を日本企業に任せるという選択も可能です。

AWSサーバーの監視運用を24時間365日でご支援!【AWS運用・保守サービス】

AWSの効果的な学習方法は?

aws study

最後に、AWSの効果的な学習方法をご紹介します。

自学自習はUdemy講座

オンラインプラットフォームであるUdemyは安価で手軽にAWSの学習が可能です。

しかし、今回のような実体験等、詳細内容までは教えてくれません。初心者~中級者向けの講座が多くなっています。

大きなチャンスのためのビッグセール.

私も受講した、初心者向けAWS講座を下記記事でまとめています。ご参考ください。

1人で学習が難しい場合はオンラインレッスン

1人で学習が難しい場合はオンラインレッスンがおすすめです。

最近では、AWS講座を提供するオンラインレッスンも増えてきました。

料金は高くなりますが、現役エンジニアからAWSについて学ぶことができます。

本ブログ執筆者のメンタリングも受付中

本ブログを執筆している[KAITech]もメンタリングを受け付けています。
オンラインレッスンは高くて手が出せないという方は私までお気軽にご相談ください。
下記から承っております。

  • この記事を書いた人

KAITech

大企業/中小企業/ベンチャー企業を経験
AWS/ネットワークのエンジニア
記事執筆やメンタリング等、仕事の依頼はコチラから
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