企業に所属していると、企業のPoC環境などで実験・検証ができ、個人でAWS使用料金を支払うことはないと思います。
しかし、自己研鑽やフリーランスの方の場合は個人のAWSアカウントで開発・検証をしなくてはいけません。
個人でEC2やRDSなどを動かすには、少々気が引けますよね。
そんな時、個人開発の大きな味方として、AWSクレジットがあります。
今回は、AWSで300USD分のクレジットが貰えたため、その体験談を紹介します。
AWSからメールが来る
ある日突然、「【ご案内】300 ドル分の AWS クレジットを申請しませんか?」という件名でメールが来ました。
下記のように、AWS PoCプログラムというものがあり、300USD分のクレジットを提供してくれているようです。

無料で300USD分もらえるに越したことはないですよね。
ただし、この申請には各種条件がありますので注意が必要です。
まず、この申請はユーザーごとに一度切り(2回目の申請はできない)という条件となります。
また、連結アカウントがないこと、クレジットを使用しテストする十分なビジネスケースおよび概念実証があることなどの条件があります。
クレジットは6か月間のみ有効です。
他のネット記事を見ると、申請が拒否されたケースもあるようで、「そのクレジットで何を開発するか」が具体的でないとダメなようです。
実際、申請欄には「プロジェクトの目的」という欄がありました。
どのタイミングで来たか
私は個人のAWSアカウント作成は2017年頃に作成しています。
ですが、本300USDの案内が来たのは2024年です。
一体、どのようなタイミング・条件でこの案内が来るのでしょうか。
私のAWSアカウント利用履歴
2017年頃に作成したAWSアカウントですが、作成当時は動画教材の一環でCloud9を使うのみの利用だったため、それ以降はほとんど利用していませんでした。
また、PoCにおいても会社のAWS環境が使えたため、個人のAWSアカウントでは本ブログサイトで利用しているLightsailくらいです。
その後、2023年辺りからフリーランスとして独立したため、AWSを頻繁に使うようになってきました。
現在は、常時稼働としてLightsailを3台、その他EventBridge + Lambda + DynamoDBのサーバーレスシステムを利用しています。
また、案件の簡単な検証や機能の確認としてFargateやEC2を週に3時間起動しています。
月額で言うと20USD程度でしょうか。
そのあたりで、このようなAWS PoCプログラムの案内が来ました。
実際、AWS利用料は全てクレジットで支払っているんですが…
1点だけ気が引けるのは、私は上記の20USD分もAWSクレジットで支払いをしているという点です。
AWSのオンラインカンファレンスなどに積極的参加しているため、アンケートの回答で定期的に25~50USDを頂いております。
そのため、現状AWSには1円もお支払いしていません。申し訳ない、、もっと利用できるように精進します。
▼関連記事はコチラ▼
(予想)AWSアカウントの利用量に応じて案内が来る
以上より、AWS PoCクレジットの案内は、AWSを一定額利用した段階で来ることが予想されます。
利用期限も6か月間のため、単純計算で月額50USD見込みを使いきれるくらいの閾値にして案内しているのではないでしょうか。
まとめ
AWSのPoCプログラムを利用して、個人アカウントでも300USD分のクレジットを受け取った体験を紹介しました。
このクレジットは、自己研鑽やフリーランス活動において非常に役立つもので、私の場合も開発や検証に大いに活用ますよね。
AWSのリソースを有効に活用し、今後もスキルアップや新たなプロジェクトに挑戦していくつもりです。