今回は、SONYから2023年7月13日に発売された、toioの最新作「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」が届きましたので、レビューを紹介します。
toio「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」のレビューの前に、toioとそのソフトについてご紹介します。
toioとは
toioは、小さなキューブ型のロボットと専用のプログラムを組み合わせることで、自由な発想でプログラミングを学ぶことができる教育玩具です。
直感的な操作と可愛らしい見た目が特長であり、プログラミングの基礎を遊びながら学ぶことができます。
また、toioは対象年齢が6歳と低く設定されていることも魅力の一つです。
さらに、Scratchにも対応しており、ロボットプログラミングからScratchを使ったビジュアルプログラミングへ移行が可能となります。
GoGo ロボットプログラミング アドバンスとは
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」は、toioの新しいバージョンであり、従来の「GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ」からさらなる進化を遂げています。
より高度なプログラミング機能や新しい要素が追加されており、より幅広い遊びと学びを提供しています。
GoGo ロボットプログラミング アドバンスに必要な機材
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」を楽しむには、以下の機材が必要です。
- toio本体
- GoGo ロボットプログラミング アドバンス
上記はコチラから購入可能です。
その他のtoioソフト
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」以外にも、toioは複数のソフトを発売しています。
Amazon - GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~
GoGo ロボットプログラミング アドバンスの概要
それでは、実際に「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」を購入してみた感想をレビューします。
開けてみた写真はコチラになります。前作のようなプラスチックの保管容器がなくなり、紙段ボールで収納されています。
製品概要
- 対象年齢
対象年齢は前作から変わらず「6歳以上」でした。
小学1年生からプログラミングが学べる良い教材です。
- 価格
料金は公式価格では、7678円[税込]です。
前作よりも価格は上がっています。
同梱内容
下記が同梱されています。
命令カード(プログラミングカード)

命令カードは5セット入っています。
前作、「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」と同じカード枚数、カード内容でしたが、デザインは少し変わっているようです。
デザインは変わっていますが、前作の命令カードでも問題なく認識・動作します。
プレイブック
プレイブックです。前作と同様にハードカバーでリング形式で綴じられています。
ページ数も前作と変わらず138ページです。
プレイマット
toioが認識できるプレイマットです。
toioコレクションやゲズンロイドに同梱されているようなプレイマットですが、そちらと比較すると紙が薄くなっています。
新作プレイマットは厚紙ではなく、薄い紙になっていました。
今回から自宅印刷が可能となっているため、プレイマットも薄くなったと考えられます。
他のプレイマットと比較して破れやすくなっているため、取り扱いには注意しましょう。
toioカートリッジ
GoGo ロボットプログラミング アドバンス用のカートリッジです。
こちらをtoio本体に差し込むことで、遊ぶことができます。
このカートリッジがないと、面やプログラムの読み込みができないため、遊ぶことができません。
フィギュア
フィギュアが3個入っています。
主人公用、サポートキャラ用、お邪魔キャラ用の3種類です。
こちらは前作と変更ありません。
GoGo ロボットプログラミング アドバンス購入レビュー
「GoGo ロボットプログラミング アドバンス」は、前作からさまざまな点で進化しています。
それぞれ、メリットとデメリットをご紹介します。
メリット
メリットは下記です。
解いていない後半の問題も解くことが可能
前作ではステージ1-1から順に解いていく必要があり、いきなり3ステージ目を解くことはできませんでした。
今作では、ステージを飛ばして問題を解くことが可能です。
ある程度スキルを持ったお子さまの場合は重宝すると思います。
プログラミング機能の追加
関数・マルチスレッド・変数・メッセージ通信といった機能が追加されました。
高校の「情報Ⅰ」でも扱うような実践的なプログラミング学習が可能です。
また、toioの2台同時のプログラミングが可能となりました。
2台同時にロボット操作が必要なステージが作られており、前作よりも難易度が上がっています。
オリジナルステージ作成
自分だけのオリジナルステージをデザイン可能です。
前作では、自分の思い通りにはステージが作れませんでした。
例えば、「信号機のアルゴリズムを作る」や「ロボット掃除機のアルゴリズム」などより実践的なプログラムが作れるようになるかもしれません。
収納BOXが追加
今回から収納BOXが追加されました。
薄い紙段ボールの材質ですが、命令カードを収納できるBOXが付属されています。
前作では収納する場所がなく箱の中にカードが散らばっていましたが、この収納BOXにより状況が改善されるはずです。
問題数の増加
前作と比べて問題数が各段に増加しました。
ステージ自体は変わらず5ステージですが、中身の問題数が増えています。
(ちなみに、大人でもステージ1をクリアするのに1時間強かかりました。1面だけで13問あります。)
また、ステージ数も5ステージ+プレイマットを使用するステージが2つ追加されています。
最終的にプレイブックを進めていくと、ビジュアルプログラミングまで学習が可能です。
デメリット
続いて、デメリットをご紹介します。
1ページ内に複数の面が配置
今回は、見開き1ページに複数の面が配置されています。
前作では見開きページに1面でしたが、今回は1-1、1-2、1-3と複数の面が記載されています。
前回と比較すると、中身が詰まっていて見づらくなってしまいました。
ですが、その分問題数も多くなっています。
プレイマットの紙が薄くなった
上記でも紹介しましたが、プレイマットの紙が薄くなりました。
プレイブックの中のページと同じような材質だと思います。
破れやすくなってしまったため、取り扱いには注意しましょう。
物語性がほぼなくなった
プレイブック内の物語性がほとんどなくなりました。
前回は見開きページごとに物語が展開されていましたが、今回は上記のように1ページ内に複数面が配置されている関係で物語がほとんどありません。
小学校低学年のお子さまには物語性がなくなっているため、飽きてしまうかもしれません。
「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」をクリアした小学校中学年程度のお子さまの利用が良いと思います。
セーブスロットがなくなった
前作では3つのデータをセーブできましたが、今作はセーブデータが1つのみです。
お子さま1人で遊ぶ場合は、セーブデータは1つでも問題はありませんが、兄弟で遊ぶ場合はスキルの習熟度や進捗が分かりづらくなってしまいました。
おわりに
以上が、GoGo ロボットプログラミング アドバンスの購入レビューです。
「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」が進化した充実の内容となっていますので、皆さんもぜひお買い求めください。