小学生のプログラミング教育必修化に伴い、プログラミングを遊びながら学べる知育おもちゃやロボットが増えています。
しかし、小学生のプログラミング教育でもっともメジャーなScratchの対象年齢は7歳以上となっています。
その他のロボットやビジュアルプログラミングも7~8歳が対象年齢と設定されており、小学1年生からプログラミングを学びたくても学べない現状があります。
そこで、本記事では6歳から遊ぶことができるSONYの「toio」のタイトル「GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ」の紹介と、実際に小学1年生が遊んでみたレビューをご紹介します。
GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ

はじめに、toioの「GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ」についてご紹介します。
カードプログラミング
「GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ」はカードプログラミングに分類されます。
カードには「まっすぐすすむ」や「右を向く」などがあり、ロボットに読み込ませることでゴールを目指すゲームとなっています。
カードを使ってロボットを動かすことで、プログラミングの基本概念が楽しみながら学べます。
パソコンは不要で、実際のカードを使ってプログラムを組むことが可能です。
充実したtoioタイトル
toioはロジーボだけでなく、様々なタイトルを販売しています。
工作とロボットを組み合わせた「ゲズンロイド」、音楽とロボットを組み合わせた「ピコトンズ」、ゲーム集が入っている「トイオコレクション」などがあります。
これらのタイトルは全て対象年齢が6歳以上となっており、小学校入学時からプログラミング学習を始めることができます。
購入はAmazon、単品でも購入できますが、toio本体も付いたバリューパックの購入がお得です。
ロジーボを小学1年生がやってみた!

ここからは、実際に「GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ」を小学1年生が実際に遊んでみた感想・レビューをご紹介します。
ロボットが動くと歓声が!
実際に小学1年生の子どもにロジーボを体験してもらったところ、ロボットが動き始めると、さっそく歓声が上がりました。
どうやら小学1年生にとっては、ロボットがカードの指示に従って動くだけで面白いようです。
目を真ん丸にしてロボットの動きを見ていました(笑)
やり方・遊び方も最初に大人がやり方を説明しただけで、すぐに覚えることができましたよ。
自分からどんどん進めていく
ロジーボは見開きページ毎にプログラミングの問題が出題されています。
最初は1問あたり1~2分で解くことができ、徐々に難易度が上がっていく構成になっています。
子ども自身も主体的にどんどん進めて遊んでいる様子でした。
気が付くと、1時間集中してロジーボで遊んでくれました。
小学1年生の集中力は「年齢+1分」と言われているため、非常に集中して遊ぶことができたと思います。
1時間で終了したあとも、「もう終わり!?まだやりたい!」と言ってくるほどでした(笑)
ロジーボを3ヶ月遊んでみた結果

次に、小学1年生がロジーボで遊び始めて3ヵ月経過後の成長度合いと、飽きについてご紹介します。
ロジーボは週に1度、30分~1時間程度のペースで遊んでいます。
難易度の高いステージもクリアできるように
3ヵ月遊んだ子供は、難易度の高いステージでもクリアできるようになっていました。
初期の段階では単純な問題だけでしたが、現在はロジーボの後半のステージもクリアできるようになっています。
簡単なステージをクリアしていくことで、達成感を重ねることで自信が育ち、より高いレベルの課題に挑戦する意欲も高まっているようでした。
最終的にプログラムカードを20枚近く並べられるくらいにまで成長することができました。
考える力が身に付いた
ロジーボを遊んでいく中で、子どもたちは単に命令を実行するだけでなく、「なぜ」その命令が必要なのかを理解するようになりました。
また、プログラムミスがあっても「なぜ間違えたのか」を考えるようになり、自分の力でステージをクリアしていく力を身に着けていきました。
左右の感覚が身に付いた
ロジーボはスタートからゴールに向かって右・左に方向転換しながら進んでいくゲームです。
小学1年生にとっては右と左は難しく、始めたての頃は左右を間違えて動かしてしまうことが沢山ありました。
ロジーボで遊んで3ヵ月経ってくると、右と左の感覚が掴めてきて、今ではほとんど間違わなくなりました。
小学1年生で左右の感覚が掴めるというのはすごいことですよね。
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慣れてくると飽きが出てくる
一方で、3ヵ月経過するとゲームに対しての飽きが出てきました。
最初のころは1時間しっかり遊んでくれていたのですが、3か月後にはステージの難しさもあり1回あたり15分~30分程度しか遊んでくれなくなりました。
そのため、「今日は2ステージ頑張ろう」や「今まで解いてきたステージをもう1回やってみよう!」など目標を与えていくことで継続的な学習を促してきました。
時間を忘れて遊んでくれるのは、最初の3~4回目程度まででしょうか。
まだ「繰り返し」や「条件分岐」は難しい
ロジーボでの学習を進める中で、小学1年生にとっては「繰り返し」や「条件分岐」の概念は難しいものでした。
これらの概念はプログラミングにおいては必要不可欠な要素ではありますが、今回は学ぶ楽しさを優先したため繰り返し・条件分岐は使わずにクリアさせました。
(一部ステージは繰り返し・条件分岐を使わないとクリアできないステージもありますが、そこは大人と一緒にやって、必須でないステージのみ子どもだけで実施しました。)
小学校4年生になってくると繰り返しや条件分岐も理解できるようになってくるため、それまでお預けにしておきます。
まとめ
本記事では、toioの「GoGo ロボットプログラミング ロジーボのひみつ」の紹介と、実際に小学1年生が遊んでみたレビューをご紹介しました。
ロジーボは、直感的なカードプログラミングから始め、徐々に複雑なスキルを身につけることができます。
また、プログラミングの基本から応用までの学習ができ、子どもたちの論理的思考力、創造性、問題解決能力を育むことが可能です。
皆さんもロジーボと一緒にプログラミングの世界へ足を踏み入れてはいかがでしょうか。