キッズプログラミングにiPad端末は必要か
小学生のプログラミング学習や、プログラミング教室運営において、お子さまや生徒さまがプログラミングを学ぶために、iPadの購入を検討している方もいるでしょう。
Scratchなどのプログラミングは通常パソコンで行います。
ですが、一部プログラミング教育の中にはiPadで学習できる教材もあります。
今回は、キッズプログラミングにおける、iPadの利用方法や購入の注意点、おすすめの購入先をご紹介します。
※今回は、ご家庭用とプログラミング教室運営の2つの視点でご紹介します。
キッズプログラミングにおけるiPadの利用用途

まずは、iPad利用用途についてご紹介します。
iPadの利用用途として下記が挙げられます。
- プログラミング教材として利用
- プログラミング教育の補助教材として利用
- 保護者さまへの説明資料用端末として利用
プログラミング教材としてiPadを利用
iPadでプログラミングの学習ができます。
プログラミングはキーボードがないと作成できないイメージがありますが、小学校低学年向けやロボット操作においては、キーボードが不要で指でなぞる動作やドラッグアンドドロップの操作でプログラミングが可能です。
いくつかご紹介します。
- KOOV(クーブ)
SONYが提供するブロック型のプログラミング教材です。
ブロックを組み合わせてロボットを作成して、iPad上でロボットの制御を行います。
- toio(トイオ)
SONYが提供する簡易ロボットです。
キューブ型のロボットを使ってカードプログラミングやScratch、そのほか自由度の高い様々なコンテンツを提供しています。
iPadで専用アプリをインストールすると、toioをコントロールすることが可能です。
対象年齢が6歳からと、低学年から遊ぶことができます。
- Sphero(スフィロ)
アメリカ生まれの球体ロボットで、iPadで専用アプリをインストールすると、Spheroをコントロールできます。
球体で機械部分が中に閉じ込められているため、かなり丈夫なつくりになっています。低学年の子どもが乱暴に遊んでも機器が壊れることなく動作するため、財布にも優しいロボットとなっています。
プログラミング教材の補助教材としてiPadを利用
プログラミング教材の補助教材としてもiPadは利用できます。
Scratchやテキストプログラミングでは「調べながら学習する」ことが基本となっています。
家庭の場合は教える教師役がいないため、ネットやYoutubeを見てプログラミング知識を学びながら学習が必要になるでしょう。
プログラミング教室の場合は、電子テキストや動画教材を利用して学習を進める場合がほとんどです。
そのため、プログラミング教材の補助教材として、パソコンの横にiPadを置いてテキスト教材・動画教材を確認しながら学習することで、効率よく学習ができます。
上記の場合、パソコンモニターを購入して2画面での実施でも問題ありません。
ただし、パソコンのスペックが低い場合、Scratchを動かしながら動画教材を見るなどは動作が重くなってしまう可能性があります。
また、持ち運びができないため、学習場所が限られてしまうデメリットもあります。
▼キッズプログラミングで使うパソコンのスペックを紹介している記事はコチラ
保護者さまの説明資料端末として利用
プログラミング教室では、説明資料端末として利用ができます。
最近ではクラウドサインなどのシステムを利用して入会手続きも可能なシステムがあります。
プログラミング教材だけでなく、事務利用も活用できるため、実際にプログラミングを教える営業時間以外でも活用が可能です。
キッズプログラミングでiPadを購入する際の注意点

iPadを購入する際の注意点をご紹介します。
iOSバージョンに気を付ける
プログラミング教材に利用するためにiPadを購入する際、iOSに注意しましょう。
iPadにインストールするアプリにはiOSのバージョンによる利用条件があります。
iOSのバージョンはiOS10や11があり、最新はiOS16となっています。
また、アプリによってiOS12以下のバージョンの場合は動作しないバージョンがあるため注意しましょう。
iPadの古い機種ではiOSにアップデートすることができません。
iPad購入の際はのiPadの機種とiOSでアップデートできる最大バージョンを把握しておく必要があります。
たとえば、iPad mini4ではiOS15までしかアップデートができません。
「iPad機種名 最終iOS」などで検索するとバージョンアップ可能なiOSを調べることができます。
加えて、扱うロボットやアプリのサイトから、対象iOSを調査しましょう。
「使用環境」や「OS環境」で調べると対応iOSのバージョンが出てくるはずです。
今回は、プログラミング教材のアプリで対象となるiOSバージョンの一例をご紹介します。
- KOOV
iOS 14以降が必要
- toio Do
iOS 13.0以降が必要
- Sphero Play
iOS 10.0以降が必要
上記のように、アプリによってもiOSの最低バージョンが明記されています。
利用する教材に合わせて、適したiPadの機種を購入しましょう。
iPadはWi-Fiモデルを購入すること
iPadはWi-Fi環境で利用できるタイプとスマートフォンのようにSIMを差し込んでCellulerとして利用するタイプ、その両方が可能なタイプがあります。
新品・中古で買う際はタイプに注意しましょう。
プログラミング教材としての利用の場合は、ネット環境のある室内でしか利用しないと考えられるため、Wi-Fiモデルで十分となります。
しかし、Wi-Fi単体のモデルは数が少ない為、Wi-Fi + Cellulerモデルを購入しても良いです。
中古のiPadで十分利用できる
iPadはiPhoneと同様、高価な機械となります。
新品で最新機種を購入する場合、10万円程度となります。
ですが、プログラミング教材として利用する場合は中古でも十分活用できます。
そこで、iPadの中古機器を扱うおすすめのネットショップをご紹介します。
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