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【講師が解説】プログラミングスクールで挫折する人の特徴とは?

最近では、政府のリスキリング政策や働き方改革の影響により、IT業界へ転職する方が増えています。

しかし、プログラミング言語の習得は難しく、中には挫折する人もいるのも事実です。

本記事では、社会人プログラミングスクール講師から見た、プログラミングスクールで挫折する人の特徴について解説します。

社会人プログラミングスクールとは

社会人プログラミングスクールとは

はじめに、社会人プログラミングスクールについて見ていきましょう。

どの業界も共通していますが、ある程度その業界のスキルを身に着けていた方が、就職・転職を有利に進めることができます。

しかし、プログラミング言語の習得は難易度が高いことから、IT企業へ入社する前にプログラミングスクールで学んでから転職する方が増えています。

どの業界も「人手不足」の時代

日本は現在、どの業界においても人手不足とされています。

そのため、現在は労働者側からすると引く手あまたの市場であり未経験でも就職・転職がし易い環境でもあります。

IT業界も同様に、人手不足が深刻化しています。

現在のDX化・IT化の流れからシステム開発の需要と供給が合わなくなっているのです。

プログラミングスクールが人気となった背景

IT業界も人手不足とされている業界の一つではありますが、リモートワークなど場所を問わない働き方ができる・年収が高い・手に職がつくなどのメリットがあるため、人気の業界です。

政府のリスキリング政策も後押ししています。

リスキリング政策とは、条件に適合するとプログラミングスクール受講料の70%が払い戻しされる制度です。

プログラミングスキルを自主学習で習得するには難しいため、多くの人がプログラミングスクールでスキル習得を目指しています。

プログラミングスクールで挫折してしまう人の特徴

プログラミングスクールで挫折してしまう人の特徴

しかしながら、プログラミングスクールを受講したからと言って、必ずしもIT業界へ就職できるとは限りません。

ここでは、挫折する受講生たちに共通する特徴を詳しく解説します。

仕事と学習の両立ができない

プログラミングスクールに通う人は、フルタイムで働きながら受講する人も多くいます。

多くの社会人が直面する大きな課題は、仕事とプログラミング学習の両立です。

日々の業務が忙しく、学習に必要な時間を割くことが困難になることが多いです。

プログラミングスクールでは、週に20時間以上は学習を行うように推奨しているスクールがほとんどです。

これにより、疲労が蓄積することで、学びへの集中力や意欲も自然と低下し、効率的な学習ができなくなるため、挫折へとつながってしまいます。

学習する習慣が作れない

習慣として学習を組み込むことができないことも、プログラミングスクールでの挫折に繋がる大きな要因です。

学生時代は勉強が習慣化していた人も、社会人になってからは勉強を習慣化していない人もいるでしょう。

そのような環境の中、突然週に20時間も学習しようすると精神的につらくなり、挫折してしまう要因となってしまいます。

途中で自信がなくなってしまう

IT業界は奥が深い上にアップデートが激しく、生涯学習が必要な業界です。

また、初心者がバグやエラーに直面してしまうと、自信を喪失してしまう原因となります。

このような現実を目の当たりにして、IT業界を諦める方も少なくありません。

学力が不足している

基礎的な学力不足により、挫折する人も多くいます。

プログラミングには、論理的思考や数学的スキルが求められることが多く、これらが不足していると学習の障壁となることがあります。

また、IT業界では英語力も必要です。

プログラミング言語やクラウドは主に海外で作られているため、ドキュメントは基本英語です。

また、エラー文も英語で出力されるため、基礎英語力は必須となっています。

エンジニア職を甘く見ている

「リモートワークがしたいから」「髪色が自由だから」「室内で仕事がしたいから」

上記の理由でエンジニア職を志望している方は、残念ながら高確率で挫折します。

正直、事務仕事や営業仕事と比べると、エンジニア職はかなり頭を使います。

普通に仕事として難しいです。加えて職場によってはブラック・激務の場合があります。

「楽して稼ぎたい」とエンジニア職を志望する方はお門違いですのでやめておきましょう。

挫折しないための対策

最後に、現役講師が考える、プログラミングスクールを挫折しないための対策をご紹介します。

モチベーション管理

目標を明確に設定し、それを達成するための小さなステップを計画的にこなすことが大切です。

具体的には、週ごとに小さな目標を設け、それを達成した際には自分自身を適切に報酬することが効果的です。

さらに、将来どのように暮らしたいか・どのような生活したいかを設定することで、その目標に向けて学習に励むことができます。

プログラミングスクールでは3ヵ月~半年、長い場合は1年ほど受講することが可能です。

自身のモチベーションを管理できるように努力しましょう。

とにかく毎日勉強する

毎日少しずつでも勉強することが重要です。

日が空いてしまうと、学習するハードルが高くなってしまい、どんどんプログラミングから遠ざかっていってしまいます。

学習習慣を作るうえでも、とにかく毎日机・パソコンの前に座ることが重要です。

挫折した場合の将来を考える

挫折した場合の将来を考えることも対策となります。

IT業界を諦めてしまった場合、今の自分には何が残りますか?

嫌な職場の業務を続けなくてはいけない、50歳になってもその仕事をしなければいけない・・・など不安な将来が見えてくるはずです。

こう考えると、上記のような未来にならないために、今頑張ろうと自分を奮い立たせることができるはずです。

もちろん、プログラミングスクールの講師が最大限のバックアップはしますが、それでも個人のモチベーションが一番重要となります。

プログラミングスクールの紹介

最後に、おすすめのプログラミングスクールを紹介します。

選ぶ際のポイントは、カリキュラムの質、メンターのサポート体制、そして実践的なプロジェクトの機会が豊富かどうかです。

料金についてはどのスクールも五十歩百歩となっているため、無料面談やカウンセリングを複数スクールで受けて、自分に合うプログラミングスクールを選ぶと良いでしょう。

私がおすすめのプログラミングスクールを下記にご紹介しておきます。

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  • この記事を書いた人

KAITech

大企業/中小企業/ベンチャー企業を経験
AWS/ネットワークのエンジニア
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