はじめに
React.jsで作られたウェブページをCI/CDでデプロイしている際、デプロイエラー([ERROR] TypeError: can only concatenate str (not "OSError") to str)が出るようになりました。
CI/CDの簡単な構成は下記です。
CI/CDの方法は下記で紹介しています。
今回は、[ERROR] TypeError: can only concatenate str (not "OSError") to strのエラーを解決する方法を紹介します。
Lambdaのエラー内容
エラー状況を切り分けていくと、
・前日までは正常に動作していた
・backlogのwebhookで失敗している、ログは出ない
・API Gatewayは動いてはいる
・Lambdaでエラーが出ている
・S3(CI/CD)は更新されていない
・CodePipelineは動いていない
ということが分かりました。
backlog~API Gateway~Lambda間でエラーが出ており、LambdaのエラーログをCloudwatchで確認すると、下記エラーで止まっていました。
[ERROR] TypeError: can only concatenate str (not "OSError") to str
Traceback (most recent call last):
File "/var/task/lambda_function.py", line 123, in lambda_handler
print("ERROR" + e)
調査
[ERROR] TypeError: can only concatenate str (not "xxxx") to str
この部分のエラーについて調べてみると、「文字列と数値の結合時のエラー」と出ています。
前日まで動いていたのに文字列と数値の結合エラーとは?となってました。
次に(not "OSError")の部分を調べます。
OSerrorというのは、Pythonの例外エラーの中で、システム関数エラーというもののようです。
また、エラーが出ている行はshuti.make_archivelというファイルをzip化する箇所でのエラーでした。
色々ページを漁ると、tmpフォルダが無い場合や一杯になっている場合にも出るエラーという事が分かりました。
Lambdaですので、tmpフォルダが無いということや、古いデータが溜まっているということは考えられません。
結論
Lambdaのエフェメラルストレージ容量の問題でした。
容量を大きくすることでエラーを解消することができました。
対応として、512Mから2048Mと4倍ほど引き上げました。
今回のエラーはTypeErrorで出るため切り分けが難しいエラーとなります。
shutilのエラーがOSErrorで出力されて、TypeerrorとしてOSErrorが渡されている状態のようです。
AWSの効果的な学習方法は?

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